1年生 道徳の授業で

2018年11月8日 09時29分
1年生

11月2日金曜日、1年生は地域包括支援センターの方や福祉事業所の方を講師に、認知症サポーター養成講座を受講しました。

『認知症の方の症状を理解した上で、適切なかかわり方をすることが大切なんだ』と学んだ生徒たち。拓南地域の認知症サポーターとして、今後活躍していってくれそうだと心強いです。

 

そんな生徒たちとともに、道徳の時間に『一冊のノート』という学習をしました。

「しっかり者だったおばあちゃんが、だんだん物をどこに置いたかわからなくなってしまう。頼んだことを忘れてしまう。そんなおばあちゃんに戸惑い、僕はいら立ちを覚える。そんな日が続く中、僕はおばあちゃんの日記を手に取る。すると、これまで見えなかった、おばあちゃんの苦しみが垣間見え、僕の気持ちは変化していく。」というお話です。

 

先週認知症サポーター養成講座を受講している生徒たちからは、このような感想が聞かれました。

 

○この話を聞いて、「僕」の気持ちがよくわかりました。僕にもそのようなときがあります。でも、陰で支えてくれているおばあちゃんには、ずっと怒らず感謝することも大事だなと思いました。

 

○初め「僕」がイライラしていたけど、実際家族がそうだったら少し「僕」の気持ちがわかる気がしました。だけど、すべき行動は優しい言葉をかけることだと思いました。また、このようなことが実際たくさん起きていると思うと、認知症の方への対応などをまだまだ広げていかないといけないと思いました。対応の仕方に気を付けて、相手も尊重しないといけないと感じました。

 

認知症サポーター養成講座で学んだことが、道徳の時間に深みを与えてくれました。

一人ひとりが、具体的に自分の考えを持つことのできた道徳の時間となりました。