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第2学期終業式

2020年12月25日 09時39分

 本日は、第2学期の終業式でした。

 

〇 2年生の代表生徒による2学期の振り返り作文の発表

 (主な内容)

 2学期は行事や部活動で自分自身を成長させる学期であった。

 体育大会では、仲間と協力し、努力を重ね、学年団体種目を頑張ったのが思い出である。

 合唱コンクールでは、指示をする立場なのになかなかうまく伝えられず未熟な自分に気付かされたが、みんなの支えでやり遂げられた。

 どちらの行事も結果としては出なかったが、努力、仲間との絆により、成長できた。

 部活動では、後輩への関わりがうまくできず、今まで3年生に頼ってきた自分に気付かされた。今は、あいさつや基礎練習に力を入れ、後輩たちと頑張っている。

 3学期は私たち2年生にとって3年生への0学期であると言われている。3年生から伝統を引き継ぐ最後の時間である。自分から率先して行動を心掛け、仲間と協力して努力を続け、充実した3学期としたい。

 

 

〇 校長式辞

 全校の皆さん、おはようございます。二学期が本日をもって終わります。

 新型コロナ感染症が心配される中で、無事に終業式を迎えることができたことを、生徒の皆さん、保護者の方々、そして先生方に感謝をしたいと思います。

 さて、皆さんは植物の「竹」を思い出して下さい。「松・竹・梅」の竹です。竹には、皆さんも知っているように、いくつかの節目があります。竹は、その節と節の間を伸ばしながら成長していきます。大量の雪や強い風が吹いた時、多くの木がその重さや風圧で折れてしまう中でも、竹にはその節があるからしなやかにしなり、大量の雪や強い風にも耐えることができるのだそうです。

 

 私たちの人生にもそれぞれ節目と呼べるものがいくつかあります。残念ながら今年、中止もしくは延期をされることとなった成人式はその代表的なものでしょう。入学や卒業、進級、就職なども節目といえるでしょう。そして、人々は、その節目を大切に考え、新たな希望を抱いたり、自らを奮い立たせたりしてきました。そして、周りの人々への感謝の気持ちを表してきました。今年は、日本のみならず世界中の人々が新型コロナ感染症の影響を受け、人類にとっての節目の年と言えるのかもしれません。私たちには、新しい生活様式が示され、娯楽やスポーツ、人との接触などに制限が設けられました。仕事の仕方や働き方にも大きな変化が生まれ、テレワークやリモートワークといった自宅や職場から離れたところで働くことも進められています。皆さんが社会に出るころには、さらに様々なことが大きく変わっていることでしょう。しかし、どのような変化にも、私たちは、竹のように「しなやかに」「粘り強く」生活し、生きていかなければならないと思います。  

 学校生活でも大きな影響を受けました。「冬休みのしおり」にも書きましたが、我慢し、悔しい思いをしました。しかし、皆さんは、めげずにそれぞれの行事や活動を温かく思い出深いものにしてきてくれました。中でも、3年生の皆さんは、最高学年として「拓南中学校」をよく引っ張ってくれました。3年生の誠実に物事に取り組む姿は、1.2年生を強く引き付けたことと思います。10月に実施された小学校と連携して行った職場体験学習のポスターセッションでは皆さんが小学生に懸命に学んだことを伝えようとする姿勢が他校の先生方からも多くの賞賛を得ました。また、延期されていた修学旅行も皆さんが自覚をしてくれる中で、無事に行くことができました。今、皆さんは、受験という大きな重圧を感じていることだと思います。進路実現に向けて、この冬休みは、これまでとは違う冬休みだと思います。あきらめず、また油断をせずに最善の努力を続けてくれることを期待しています。

 2年生の皆さん。皆さんは、中堅学年として学習や部活動によく頑張っています。市駅伝や生徒会選挙への立候補など前向きな姿勢をうれしく思っています。新チームで臨んだ新人戦でも、最後まであきらめず、プレーしてくれました。来学期には、少年の日に関する行事も予定されています。また、一年後には、進路選択もしなくてはいけません。稚心を去り、将来の目標に向けて、より一層、学力や社会性を身に付けていってほしいと思います。

 1年生の皆さん。皆さんはあと3か月もすれば後輩が入学してきます。入学式でお願いをした「笑顔と思いやりの言葉があふれる学年」に育っているでしょうか。皆さんは、元気で明るいあいさつができる学年であり、人を傷つけない、思いやりのある学年に育ち、学習や部活動などに、さらに積極的にチャレンジしてほしいと思っています。

 最後になりますが、これからも感染症予防にしっかりと努めましょう。今年は家庭で過ごす時間が長く、「家族の絆」がより見直された年でもありました。冬休みは、日頃できない家事の手伝いをすすんでしたり、ご家族をいたわったりすることも考えてみましょう。安全で穏やかな気持ちで過ごしてくれることを願っています。

 以上で、2学期終業式の式辞とします。

 

〇 生徒指導主事による冬休みの生活指導

(主な内容)

 一番大切なことは、一人一人が、自分や友達の命を大切にして過ごすということ。そのために、非行0事故0を目指してほしい。

・学校周辺には、細い道が多く、危険。年末年始は、車の運転もあわただしくなっている。そこで、自転車の乗り方や歩行者としてのマナーをしっかり守っていこう。

・不審者情報も2学期中によくあった。複数で登下校する、危険を感じたらすぐに近くのお店に助けを求める等、適切な対応をとってほしい。
・新型コロナウイルス感染症が心配な状況が続いている。不必要な外出は控えること。外出が必要な場合は、三密を避け、マスク着用や手洗いなどに心がけること。
・以前に話をした、「えひめの中学生の皆さんへ」から、もう一度、抜粋して伝える。

 「うわさや不確かな情報に流され、感染された方をはじめ、そのご家族の方や近隣の方々について、SNS等に心無い言葉を書き込んだり、デマや誤った情報を回したりすることは、人を傷付け、生活を奪い、生きる希望を失わせることにつながります。いじめや不当な差別、嫌がらせといった行為を、自分の周りで絶対に起こさせないという強い気持ちで立ち向かっていきましょう。」

・トラブルに巻き込まれないためにも、金銭がかかわる場所に行く場合は、保護者同伴が望ましい。

・公園の利用に関しては、他にも利用する人がいること。マナーを守って、迷惑にならないように利用すること。

・最後に、スマホやSNSの利用ついて、個人情報や誹謗中傷などを決して書き込まないようにしてほしい。家庭での使用のルールを決めて、困ったことがあったら、保護者等に相談すること。一人で抱え込まないこと。加害者にも被害者にもならないように気を付けて利用すること。
・命を大切にして、悩み事があれば、周り大人に相談する。学校でも、学級担任などをはじめ、先生方が相談にのる。ぜひ、相談してほしい。